オリジナルを観ていないので比較ができないのが残念。先に観ておくべきだった。
緊急通報指令室という密室空間にカメラが固定されたまま最後まで進んでいく。電話からの声と音だけで事件の概要を推測し、解決するために導く事がどれだけ困難なことかが分かる。私達観ている側は、主人公同様電話の向こうで何が起きているかを見ることができない。今まさに事件の真っ只中にいる電話の主の緊迫した声が、より一層ドキドキと緊張感を与える。主演のジェイク・ギレンホールの鬼気迫る演技無しにはありえない作品だったと思う。特に電話を受けながら苦しそうに咳き込むシーンは、顔が真っ赤になっていてとてもリアルで素晴らしい演技だった。
ほぼほぼジェイク・ギレンホールしか映らない画面は緊迫感はあるものの、結果から言うとやや退屈なシーンもあり。突然ジェイクが声を荒げるところでは、あまりの大きな音にビックリしてしまった。
ミステリー要素があると知らずに観ていたが、ラスト数分でどんでん返しな展開があり驚いたし楽しめた。ジェイク・ギレンホールの演技で最後まで観れたと思う。
