えり子

コンペティションのえり子のレビュー・感想・評価

コンペティション(2021年製作の映画)
4.0
実に面白かった。
二人の方が脚本、監督されている。
珍しいですね。
映画監督役ペネロペ、クルス、俳優役のアントニオ、バンデラス。オスカル、マルティネス皆さん快演。
アメリカの映画界を痛烈に皮肉っています。
カンヌ映画祭らしき場面も出てきました。
監督が俳優二人の大事なトロフィー、思い出の品を裁断するシーンにまさかそこまでと思ったらオチがありました。権威への辛辣な批判。
映画への愛の裏返しなのでしょう。
バンデラスは日本の杉本哲太さんに似ている。
アメリカ映画に出ると、ペネロペもバンデラスも冴えないのに、自国のスペイン映画だと生き生きしています。
早口で巻き舌のスペイン語も見事。
えり子

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