このレビューはネタバレを含みます
同じ時間、同じ劇場でかかってたアルモドバルの新作と迷ったが、ヴェネチア金獅子とノーベル文学賞を獲ったばかりの作家の作品が原作だというのにつられてこっちにして、結果的に失敗だったと強く悔やんでいる。
刑法に抵触するかどうかは1つ大きな違いとはいえ、中高生の頃、もし相手の知識が少なかったり、タイミングが悪かったりして妊娠したら、最悪の場合こういうことになるだろうと想像していたコースをそのまま追体験という感じで、その頃想像した以上のものはなく、やっぱりそうなるのか、と思ったぐらいの感じだった。ここに「愛」とかそういうものを入れたら撮りたいものが撮れなくなるんだろうとは思ったが、そのまんま性教育に使えそうなビデオになってしまうのもなんだなという感じ。ヴェネチアはどこを評価したのだろう。
「冬の旅」の主人公役をやっていた女性が母親役で出ていて、それは収穫だった。