kazu1961

パーフェクト・ノーマル・ファミリーのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-438
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋この作品も温かな作品ですね。突然トランスジェンダーである事を大好きなパパから告白された娘たち。。。こんなあまりにも想像もできない状況、そんな中でも、パパの娘たちに対する変わらぬ愛情、娘たちのパパに対する愛情に温かな気持ちにさせられるそんな作品です。

🖋こんなあまりにも想像できない状況と言いながら、本作は実際にトランス女性の父親を持つマルー・ライマン監督の自伝的な作品なんですね。カヤ・トフト・ローホルトが主人公、ミケル・ボー・フォルスゴーが父親を演じ、リーモア・ランテやニール・ランホルトらが共演しています。

🖋大人びた姉が割とすんなりとこの状況を受け入れて、パパとガールズトークをするのに対して、まだ幼い妹のエマは今までのパパを求めて葛藤する。。。そんな姿が健気で胸にグッときます(涙)。。。そんなエマの心の変化を優しく汲み取りながら、変わりゆく親娘の変わらぬ愛情と絆を柔らかに描いた素敵な作品です。

🖋所々に差し込まれるホームビデオが、トランスジェンダーを告白したとしても変わらぬ娘たちへの溢れんばかりの愛情を映し出していて、とても効果的な演出でした。ほんと、とても優しい温かな作品、秀作ですね!!

😌Story:(参考: yahoo movies )
デンマークのごく普通の家庭で育った11歳のエマ(カヤ・トフト・ローホルト)は、地元のサッカークラブに所属して充実した毎日を送っていた。ある日、父親のトマス(ミケル・ボー・フォルスゴー)が女性として生きることを決め、両親は離婚する。エマがショックを受ける一方で、トマスはホルモン治療によって日増しに女性らしくなっていき、やがて性別適合手術を受けることになる。

🔸Database🔸
・邦題 :『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』
・原題 :『En helt almindelig familie』
・製作国 : デンマーク
・初公開 : 2020
・日本公開 : 2021/12/24
・上映時間 : 97分
・受賞 : ※※※
・監督 : マルー・ライマン
・脚本 : マルー・ライマン
・原作 : ※※※
・撮影 :
・音楽 :
・出演 : カヤ・トフト・ローホルト、ミケル・ボー・フォルスゴー、リーモア・ランテ、ニール・ランホルト、イェシカ・ディナウエ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1990年代のデンマークを舞台に、父親が性別適合手術を受けることになった家族の物語を、10代の多感な娘の視点から描いたヒューマンドラマ。本作が初長編となるマルー・ライマン監督が、11歳の時に父親が女性になったという実体験を基に手がけた。デンマークの郊外で暮らす11歳の少女エマは、幸せな家庭で充実した毎日を過ごしていた。そんなある日、両親が離婚することになり、彼女の日常は一変。しかも離婚の理由は、父親トマスが女性として生きていきたいからだという。ホルモン治療を始めたトマスは日ごとに女性らしくなっていくが、エマは父親が性別適合手術を受けるという現実を受け入れられず、寂しさといら立ちを募らせていく。父親トマス役に「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のミケル・ボー・フォルスゴー。
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