死刑にいたる病のHaHaのネタバレレビュー・内容・結末

面会室では終始穏やかな阿部さん。面会のシーンでは阿部さんの姿に水上くんの影が、水上くんの姿に阿部さんの影が重ねられていて、途中でもしかしたら息子かも？　って言うあたりは特に互いが互いに投影された存在なのかと思ってゾワゾワしながら見ていました。
面会室で榛村の言葉に導かれながら事件を探る雅也。面接を重ねるうちに、マインドコントロールされていたんだなあ。雅也と一緒に事件を追う私もまた、最後の殺人は榛村じゃないと思い込みながら見てしまっていました。
それにしても榛村のマインドコントロールの凄さ。対面では言うに及ばず、会えない時には手紙で相手の心を掴んでいく。雅也の母親も榛村の字を見て懐かしいと言っていたから、彼女もまた手紙でなんらかのマインドコントロールを受けていたんだろうなあ。
最後、付き合い始めた彼女が榛村の手紙を持っていたことにゾッとした。どこまで関わってるんだ？　拘置所にいながらも榛村の悪事を食い止めることはできないのか？　と言う気持ちの悪い終わり方。
日本のサイコサスペンスものの中ではかなり好きかも。最後まで榛村にしっかりと振り回される視聴体験でした。
拷問シーンはかなりグロいです。