冒頭から韓国映画よろしくの痛々しいシーンがなかなかツライ…そこで一発カマしてから淡々とした語りを入れながらのサスペンスもなかなかに見応えがある、けど観終わった直後の感想としてはちょっとさすがに無理あるやろ〜〜って感じ。
プロットとしては面白いけどシナリオになると無理があるというか観てて脚本家の存在がチラつく。
犯人のシナリオ通りにもほどがあって、引いてはそれは作家のシナリオであって…SFサスペンス映画として観てちょうどイイ。
たぶん小説なら頭に浮かぶ映像にも限界があし、文字と朧気な映像に集中するから良くて、映画のようにディテールがはっきりすると気づきが増えてノイズになる、監視カメラの存在だったり絡んでくる人数やその範囲の狭さに無理があるように見えてしまう。
岩ちゃん以外の演技はわりと邦画には珍しく映画演技というか落ち着いてて良かった。
