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ロスト・ボディ ~消失~のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)
3.1
過去鑑賞分、下書き放置の供養文。

ベルギーの作家アメリー・ノートンのミステリー小説『Cosmetic of Evil』が原作。

飛行機に乗り遅れ、自ら設計した空港で立ち往生してしまった売れっ子建築家(トマシュ・コット)。そこでテセル・テクスターと名乗る見知らぬ若い女性(アシーナ・ストラテス)に声をかけられ、殺人や犯罪にまつわる奇妙な話を聞かされる。そんな彼女の不穏な打ち明け話は、やがて建築家自身の秘密を暴き出していくという話。

作品のような飛行場の、構造設計と意匠設計を求められるような建築家は、完璧主義者の素養を持ってないとあかんのだろうなあ……と思う。

オチは読めるんだけどね。
どちらにも好感が持てず感情移入がしにくいため居心地の悪さがずっとあるけど、2人の間の緊張感の着地と謎についての結末は見届けたくなるタイプの作品だった。