ちぃ

欲ばりなだけの恋じゃなくてのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

★3.7 両親を早くに亡くし、難病を患うファニーなマルタが恋したのは、お金持ちのイケメンで誰もがうらやむ存在のアルトゥーロ。マルタには両親がいない代わりに、ゲイの親友2人がいつもそばにいて一緒に暮らしていた。
マルタはストーカーまがいの行為で彼に近づくもそれがばれてしまい、ストーカーをやめる代わりにディナーを取り付ける。しかしそのディナーは彼の家族とのもので、自分と彼の差を感じ、彼の嫌なところも垣間見え、マルタは早々にディナーを辞去する。
しかししばらくし、アルトゥーロから先日の埋め合わせをしたいとの申し入れが。2人の恋愛が動き出す。

とにかくマルタがかわいらしい。ファッションも、髪型も。青みのピンクの口紅がとっても似合う。おしゃれ感だけでもこの映画は楽しめる。

マルタは、恋愛が進んでいくも、アルトゥーロに自分の病気のことを話さない。それは、重荷になるから。だから病気が悪化した時に、自分から別れを切り出す。
今まで裕福で恵まれた環境で生きてきたアルトゥーロ。自分から何かしたいと思ったことがないし、すべて流れに身を任せ受動的に生きてきた。しかし、マルタの病気の事がわかると、初めて自分で何かしたいという思いに駆られ、彼女が少しでも長く生きられる治療法を調べだす。
お互いが出会えたことで今までの生き方になかったものをそれぞれが見つけられた素敵な話。
ちぃ

ちぃ