ゆめちん

アステロイド・シティのゆめちんのレビュー・感想・評価

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
3.0
アステロイド・シティ
 
1955年、アメリカ南西部にある砂漠の街 "アステロイド・シティ"。隕石が落下してできた巨大なクレーターで知られる街で、ジュニア宇宙科学大会が開催され、科学賞を受賞した5人の優秀な子供たちとその家族が街を訪れる。
 
砂漠の街に入ってぐるりとカメラが一周回る冒頭から、"ウェス・アンダースンの世界" が炸裂。豪華キャスト、画面の構図、美しいビジュアル、セットや衣装のデザインなど、これまでの作品以上にこだわりを感じる。
 
ただ監督のこの "世界観" は、ファンでなければ好き嫌いが分かれるのは本作も同じ。二重構造の物語がどこへ行き着くのか観ていてモヤモヤするし、エイリアンの存在、作りかけの高速道路の意味、ラストにキャスト全員が揃って一緒に叫ぶ言葉など、色々と解釈の余地があり、難解な作品であるのは間違いない。そのせいか途中退室する人が多かった。
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