リミナ

THE FIRST SLAM DUNKのリミナのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
3.8
※原作未読

強豪校である山王工業との試合を舞台に、宮城リョータとその周囲の関係性や成長が描かれる。

映像はバスケシーン全般を3DCG、日常シーンや観客席の一部を作画で表現。同じ人物でも3DCGと作画が併用され度々切り替わるが、特に違和感なく観られた。
バスケはカメラを引くとコートを動き回る大人数が画面内に映るスポーツ。3DCGだったのは最適解なのではないかと。体の重心が読み取れるポージングで躍動感もあった。

特に印象的だったのは、回想パートの終盤。ビデオカメラで撮影した映像を見返す宮城の母、荒い処理の画面がノスタルジックだった。

主題歌・挿入歌・劇伴といった音楽を担当するのがThe Birthdayに10-FEETとアニメでは珍しい両バンド。荒々しさや無骨さのあるサウンドがマッチしていて良かった。

情報解禁当初はアレコレ言われてた作品なだけに、国内のみならずアジア圏でも記録的ヒットを打ち出したのは嬉しい限り。
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