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THE FIRST SLAM DUNKのMGのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.0
スラムダンクは14巻くらいまでしか読んでなくて、そこまでハマらなかった…(ごめんなさい)。リアルは大好きで全巻もってる。反響が凄いし、井上雄彦が監督だから絶対いいに決まってると思って見に行った。

最初のザ・バースデーの曲で1人ずつスタメンが歩き出す所、めちゃんこカッコいい!バスケって5人なのがカッコいいね。選ばれし5人って感じが。

スラムダンクの試合シーンにリアルっぽい人間ドラマのシーンが挟み込まれてる感じだった。僕はどっちかというとリアルみたいな方が好きなので、この構成が最高だった。リョータ君の話で何回か泣いちゃった…。わがままを言えば、読み切りのピアスの話もめちゃ良かったからあれも入れ込んでほしかった。

試合シーンも、1試合まるまるやっちゃってて、それ自体でみせちゃうの凄すぎる。スポーツ観戦みたいな感じで見れる。試合のここ!って所で音楽がガーッとかかってめちゃ高揚した。行け〜!と客席で応援してるような感覚になった。

最後のカットが漫画の絵に変わって終わるとこ、漫画家としてのプライドと魂を感じた…。

鑑賞後トイレでメガネをかけた中学生が小学生の弟にめっちゃバスケしたくなったと言っていた。こういう感じ最高だと思った。

隣の席で見てた若い女性3人組が鑑賞後、「顔で言ったら流川でしょ。」「いや、顔で言ったら三井でしょ。」と言い合っていて、「えぇぇ!リョータじゃないの!?映画一本使って深掘りされてたのに!?全員顔でしか言ってないじゃん!!」と心の中で叫び、そのギャップにショックを受けた。「こんなに泣くんだね。アニメ見よ。」とも話していて、そこは共感した。

フリースローが全部入ってた?とこだけ、「実際こんな全部入るもんなのかなぁ?」とちょっと思っちゃった。
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