すぎやままゆこ

笑いのカイブツのすぎやままゆこのレビュー・感想・評価

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)
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たくさんの芸人さんが出てきてハッピー
オーバーなリアリティとかけ離れる演出が目についたのでそこは好みが分かれそう、、

挨拶の練習して挨拶できてめちゃみんな明るく返してくれる!と思ったら人気者の陽キャが現れていつも通り明るく挨拶して挙句美味しそうな手土産抱えててそれに全て持ってかれるとか、リュックの上から羽織った方が早そうなのにうまく羽織れないで結果時間かかっちゃうとかコーヒー買いに行きたいだけなのに盛大に躓くとか、苦しすぎるわかるよわかる、、
変わろうとしても折れちゃうよ
けどだからってお礼を言わないとか世話かけてくれる人を邪険にしたり一所懸命な人を馬鹿にしてはならないというか人間関係不得意だけでは世の中通用しないものだとも思う、、

皮肉だよな世間の常識がお前を潰そうとしているけど、お前が笑わせようとしているのは、その世間だろってその通りすぎるセリフが印象的。
売れてる芸人さんはなんだかんだ愛想がよくて人たらしが多いもんね、けどそれは正しい正しくないとかなのか、考えさせられる。
周りとうまくやることが正しくなくて曲がった世界とも思わない、1人では生きていけないのだから

あそこまでの没頭が人生にあるというのはそれ自体が才能というか選ばれている人とも思う。そんな人生だったらなーとか時々考える。
しかし近くから見たら悲劇だけど遠くから見たら喜劇だよって漫才の最後でいうか?