とにかく壮大！
たくさんのメッセージと感覚が入り混じった芸術映画！！！
見終わってすぐ、2回目みました。
ニューシネマパラダイスは届けたいものをもっと絞ってるから、
それと同じような作品と思って見はじめたら眠くなる人もいるはず。
監督は、監督が感じているシチリアの全てを表現したかったのかなぁ。なんて思います。とにかく壮大だから。
シチリアイタリアの歴史をしりたい人には持ってこい！
その中でも政治運動の描写がかなり濃いなと感じました。
ネタバレ含む考察
• 夢落ち
ペッピーノの夢落ちはびっくり。
2回目見て気づいたけど、
幼いペッピーノが教室で眠りに入った瞬間、白黒映画の画面で
『ソフォニスバの夢』と字幕がでる。
ソフォニスバの夢、、、どんな映画だったのかな。
• 三つの大きな岩
幼い頃一つの石を一回で三つの岩に当てると、宝がでてくると言われるペッピーノ。
何度やっても無理じゃないか！とこれは嘘だという。
歳を重ねるうちにも、ここに来て思いふけるシーンが何回かある。なぜか来てしまうんだろう。希望があるからかな？
歳を経て最後彼は見事その三つの岩に当てるのだが、その時にはすでに、三つの岩に石を当てることばかりが頭にのこり、はて、なんでこの岩に石をあててたんだっけ？と考える。
宝のことなどすっかり忘れてしまっているのだ。
これも監督ならではの、メッセージかなぁと。
•卵が割れると黒い蛇
このふたつは、夫婦それぞれの恐怖の象徴のようにでてくる。
•ハエ死なないの？
回る駒は、人生や社会のよう。
生きたまま駒の中心に入れられたハエが、
生きて外に出る。
それはなにを表しているのか？
考え深いメッセージ。
•悪人は天国に行ける？
行けない。
悪人にみえてほんとは善人も、
善人にみえてほんとは悪人もいる。
よく見極めなきゃいけないんだ。
•青年期のペッピーノ
超絶イケメン
サバイバル力強め
共産党員に自分からなる。
•ドルを買うよおじさん
いつのまにか、ペンを売るように。
みんな字が書けるような
時代になったんだね。
•喧嘩の始まりは投石
今はなかなか見ないけど、
昔の喧嘩はだいたい石はじまりなのかな
•ソ連から帰ってきたペッピーノ
恐ろしいものをみた。と。
しかし農地改革を進める。
ソ連も北朝鮮も農地改革は失敗したのに、、、繰り返した歴史
•コルレオーネの地
ゴッドファーザー！
とどうしても思っちゃう
•フィルムの切れ端
やはり、必要なシーン
•戦争反対、毛沢東万歳のデモ
いやいやいや！！なんでそうなるの！
現代では理解できないデモ行進。
ソ連に憧れ、中国に憧れ、、、
イタリアも大変だったんだな
•大食い競争
昔からなんて食物を無駄にするエンターテインメントだと思っていたけど、豊かな象徴なんですね。景気回復したんですね。
長くなりすぎた！！
