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ミゲルの戦争のAJAPARATIONFILMのレビュー・感想・評価

ミゲルの戦争(2021年製作の映画)
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山形国際ドキュメンタリー映画祭2021コンペ作品。事前オンライン試写で拝見。監督の仕事を手伝ってきたミシェル(ミゲル)という一人の男性であり、女性の心を持ち、そして人間であろうとする人物を映し出すドキュメンタリー。その中で、死んだ親との確執、明かせない同性愛の感情、シリア・レバノン内戦と従軍、戦争のトラウマ、そして亡命に至るミゲルの壮絶な過去が明かされる。実写に加えて、演劇、アニメーション、オンラインなど様々なメディアを用いて、壮絶な過去と折り合いをつけなければならない現在、そしてバルセロナの未来の展望を描く意欲的な作品。『そこにとどまる人々』のエリアーヌ・ラヘブの極地点。
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