このレビューはネタバレを含みます
ディーン・フジオカの人間味のない雰囲気が謎めいた主人公に合っていた。虚言癖設定はサイコパス感があって怖かった(笑)
『ある用務員』『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』などのバイオレンスアクション映画ではお馴染みの渡辺哲の存在に謎の安心感。
蒔田彩珠演じるアユミが銃を撃って助ける→撃たれちゃう一連のシーンが一番良かった。血を浴びた少女って映像映えするから好き。ラストシーンの生きていたのか、夢なのかハッキリさせない感じは嫌いじゃない。
純粋な日本人かどうかわかる検査キットはコロナ禍を連想させるアイテムに感じたが、タイトルはインパクトあり。
バイオレンス表現は抑えめだが、敵を圧倒する既存のヒーロー像ではなく、ふいに撃たれたり、刺されたりとこれまでのパターンを壊すアクションシーンは一見の価値あり。