このレビューはネタバレを含みます
初めて見た時はあまり感動しなかったが、自分が自立しないといけない歳になって、大人達の気持ちがわかるようになってきた。
自立という自由と苦痛。昔は何もしなくても全て親がやってくれたが、大人になってそれが無くなる。店に行きたいなら自分で車を走らせるしかないし、欲しいものがあれば自分で稼がないといけない。親がいる事で生まれる安心感は自立に伴い消え去ってゆく。そして自分が親になれば、自分がそれを子供に与えなければならないだろう。もちろん幸せだが、子供を羨ましくも思うだろう。
しかし最後はしんのすけが未来に向けて走る。
ただのノスタルジー映画に終わらずに、未来に向けて歩き出す勇気も与えてくれる映画。