リョウ

カード・カウンターのリョウのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
2.6
日本の映画業界はバカなのか?と思う位の公開ラッシュとなった今週末。
こういう時は来週はもう上映がないかもしれない映画(=人気がなさそう)から観に行くのが鉄則。
と思ってたらまさかのヒューマントラスト渋谷、満席の刑である!😱
まさか日本人の中でオスカーアイザックはアイドル的人気があるのか!?
そう言えば1時間前に観た「スパイダーバース」にも声優として名前があったな。
さてさてオバマ監督が大絶賛というのも納得。それが意味するもの、やっぱり私合いません。。。😅
というのもこの映画、ご多分に漏れず多くを語らない。いや、実際にはオスカーアイザック喋りまくるんだけど全然本心を語ってくれない。
おかげで私は最後までオスカーアイザックが若きタイシェリダンのカマをいつ掘り出すのかビクビクしながら観てたよ😖😖😖
だってタイシェリダンの不幸な境遇に同情して助けになりたい気持ちはわかるけどいきなりお金あげたりするんだもん。
しかもギャンブラーのくせに「俺は独りで寂しい。旅のカンパニーが必要だ」なんて泣きついてるだもん。
そして途中ホテルで自分の部屋に招待した時私は思ったね。
「あ~とうとう年貢の納め時か~。可哀想なタイシェリダン。とうとうロストヴァー●ンの時間か。。。」
※全然そういう映画ではありません!!
まあそれはさておき序盤はスゴい面白い!ブラックジャックのカウンティングの説明は全くわからなかったけど。(ポイントが9になったら2で割って4.5とかいったいどーいうこと??)
そして次第に明かされる主人公と過去。最初この手の映画だとは知らなかったので途中いきなり恐ろしい回想シーンが始まった時は眼を疑った!!
「うわ~、バッチいよ~😱😱😱」
もうあの映画が頭によぎったよ。マイケル・ファスベンダーの「ハンガー」。もう刑務所の中が「●、●、●」で溢れてる。
1つ気になったのがオスカーアイザックが仮住まいしてるホテルに入ったらすぐさま全ての家具を自前のシーツで覆ってしまったこと。
ん、まさかのスーパー潔癖性?
あんな刑務所で何年も暮らしたくせに。
それとも指紋つけたくなかったの?でも何で???
そんな中オスカーはふとしたことから大規模なポーカー大会に参加して優勝を目指すんだけどそこで訪れたもう1つの謎、「ミスターUSA」である。
どっからどう観てもただのスーパーラッキー野郎にしか見えなかったのだが何故あいつはあんなに勝ち続けることが出来たのか?
やはりあの見せかけのミスターUSAはただの演技だったのか!?
もう地味以外の言葉が見つからない映画なんだけどラストの展開とかはスゴい良かった。いや、決して好きなタイプのエンディングではないんだけど渋いね~のひと言。
でも1つ残念だったのがもうちょっとオスカーアイザックとタイシェリダンの友情を描いて欲しかったな~。
だってオスカーアイザックは毎日大好きなポーカーやらブラックジャックで遊んでるのに対してタイシェリダンまじで暇そうなんだもん。
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