aka黄屑

私ときどきレッサーパンダのaka黄屑のレビュー・感想・評価

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
3.5
ピクサー『私ときどきレッサーパンダ』(22年)観了。短編『Bao』(18年)の中国系女性監督ドミー・シーの長編第一作。序盤は母親の過保護が酷杉て「最後は殺すんぢゃ?」と思ったけどそんなことなかったw
ボクは疎いんだけど日本のアニメへのリスペクトを込めたオマージュが大量とのこと。
これ迄のディズニーやピクサーの統制された高アヴェレイジ路線とは一線を画した"歪さ"を評価し鯛。ピクサーでの前作『あの夏のルカ』に感ぢた違和感は確かに本作に繋がってると感ぢた一方、次作の『バズ・ライトイヤー』は「無難で退化してたカモ」と感ぢてしまい〼た。これからのピクサーやディズニー・アニメは完成度を求めず観方を変える必要があると認識させてくれた作品だけど盛者必衰"終わりの始まり"が可視化されたことは確か…
製作開始時には巨大市場の中国公開も見据えていただろうけど米中対立で今は殆ど締め出されてて、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』もクロエ・ジャオ監督の『エターナルズ』も『ノマドランド』も中国では公開されてない。ま、本作はコロナで世界中殆どで劇場公開はされてないけど…
ディズニー特有の作中で書かれてる英語が日本語に置き換えられる"ローカライズ"はドンドン増えて益々不自然でコレだけはヤメてほしいけど、これこそがディズニーの"余計なお世話"なんだよナァ…
私的には音楽がLudwig Goransson(今作では中華風楽曲群がいつも程は冴えてなかった)でBillie EilishとFinneas O'Connell兄妹が劇中曲(Backstreet Boys風)を提供してるのが豪華で(驚)
これで鼠ープラスとは暫くお別れ。またMCUやピクサーの未観が溜まった頃に…
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