『怒りのキューバ』『鶴は翔んでゆく』そして本作。
※ジャケ写のリクエストに早速応じていただき感謝！
ミハイル・カラトーゾフ監督&セルゲイ・ウルセフスキー撮影監督の作品は、映像のチカラとセンスに圧倒され、もう満点しかつけられません。
ガイドのコンスタンチンと3人の地質学者（ターニャ、アンドレイ、セルゲイ）の4人が、中央シベリアでダイヤモンドを探し出す困難な遠征に向かう物語。
紅一点のターニャ役は『鶴は翔んでゆく』の主役タチアナ・サモイロワで、本作でも素晴らしい。
ターニャとメガネのアンドレイは恋人関係だが、マッチョなセルゲイも実はターニャを想っているという色々起きそうな前半ですが、中盤以降は、それどころじゃない壮絶な展開へ。
タイトル『送られなかった手紙』は、2つの手紙、1つはセルゲイがターニャへの想いを書いたもの。1つはコンスタンチンが愛する妻に旅の報告を書き綴るもの。
本作では過酷な自然の描写が素晴らしく、沼地、泥、岩、森、雨、風、土、火、雪、吹雪、氷の浮かぶ川…
特に、森林火災のシーンなどは、本当の火事の中で撮影したかのような凄い映像世界に圧倒されまくりです。
『鶴は翔んでゆく』同様、モスフィルムのYouTubeで4K画質で観れます。（英語字幕表示可）
https://youtu.be/CVU_Xu_AXNQ
こちらもIVCから4KレストアBDが発売されますね。
http://www.ivc-tokyo.co.jp/titles/a/a0590.html
