あざらし

アリスとテレスのまぼろし工場のあざらしのレビュー・感想・評価

3.5
「菊入正宗は佐上睦美が嫌い」

14才の菊入正宗はいつもの仲間4人と受験勉強をしていると、突然、爆発音が起きました。それは製鉄所からです。

その時から、【さっきまでいた場所が違う】と正宗は理解していました。彼らはその冬に閉じ込められてしまったのでした。

その後、空の雲が割れて、それを製鉄所の雲?が龍のようになって塞いで行ったのです。

菊入正宗は髪が長くて、後ろ姿は女っぽい男の子でした。彼はクラスメイトの佐上睦美が嫌いでした。

ひょんなことから正宗は、製鉄所に住むクラスメイトの佐上睦美と双子のようにそっくりで動物のような女の子の世話をすることになります。

閉じ込められているまぼろしの世界と現実世界との話です。

主人公の主観から多くを観ていく構図でしたが、それは小説が原作になっているからですね。思春期の心の動きを見ているような映画です。

だからこそ、好き嫌いの分かれる映画かもしれません。

「全てを知りたい」
あざらし

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