1970年に結成され今なお活動中であるアメリカのバンドSparksのドキュメンタリー映画。
メンバー2人の生い立ちから現在までの軌跡を当時の映像やメンバーと関係者のインタビュー映像、アニメーションなどを織り交ぜて見せる構成。
中にはライブシーンももちろんあるが、大半はインタビューなど会話が中心。
そのまま映像を繋げるだけでは観客側が退屈になりかねないところだが、BGMに合わせてテンポ良く映像を切り替えていく編集により退屈さはほぼない。
また、複数人物のインタビューと当時の映像を何度も行き来する中で、映像の途切れを感じさせるような違和感もない。
50年という歴史があると、メンバーの年齢が重ねていく様子に反して当時の映像が鮮明になっていく様子も面白い。
日本人としては、来日時の映像があるのも嬉しいところ。
Sparksのメンバーは日本のミュージシャンで言うところの矢沢永吉さんや小田和正さんらと同年代。
自分は特段ファンでもないものの、万人受けしない音楽性でも信念を持って精力的に活動する姿が格好良く映る映画だった。
