大好きなウォンバットのいるタスマニアの映画なんて珍しいや〜と思って見たら、実話ベースのしんどい話だった。
なんの事前知識もなく見たから、主人公がこの後何やらかしちゃうんだろうと、ハラハラしっぱなし。さすがに最後はぶっ放すんだろうなとは分かったけど。
どちらかと言うと本人より、社会的には自分も同じ属性であろう謎中年独女ヘレンの来歴に関心を持ったし、母親の見せる態度、母性が全面に出た、かいがいしく世話を焼いたりする態度の時もあれば、もう達観視してるのか、半分無感覚というか現実に麻痺したような遠い目をして放置している場面もあって、どこか共感できる気がした。子供でも何でも、本気で向き合いすぎると、一線超えて無になる感覚って分かる。
視聴後、どんな事件だったのかファクトチェックしたが、なかなかのことがウォンバットとタスマニアデビルの島で起こってたんだな、と。