これは観て良かった。
なんていうか、久しぶりに脳が覚醒しました。普段の自分は眠っているらしいです💧
主人公の婚約者が拾った大量の金貨。その金貨で借金を返済して出所するか。それとも落とし主に返すか、というお話。
主人公ラヒムは穏やかで実直。本来なら服役するような人物ではない(ただ借金を返せなかった)。だけど、お金の貸主の言うことも理解できる。重く難しそうな作品イメージですが、これはどんどん物語にのめり込んで真実を知りたくなります。
英雄とはなんでしょうね。私的には
・自分が良いと思うことをする。
・人の道に外れたことはしない。
・誰かのために何かをする。
それで充分英雄です(小さいけど)。
誰の賞賛がなくても自分自身がよくやったと思えればそれでいいと思います。特別なことはなし。己が自分の英雄です。英雄とは万人ではなく自分の中にあるもの。どう生きるか、ただそれだけです。
SNS...怖いですね。人生が変わってしまう。
救いは主人公の息子や親族、そして婚約者の存在でしょう。
さらに婚約者の「彼は私のすべてです!命を捧げます」
もうね、この言葉。なかなか言えませんよ。
あと本作、音へのこだわりがあります。
ぜひ気にしてみて。