おだ

ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”のおだのレビュー・感想・評価

5.0

“Directed by 松本潤”
“Eternal producer ジャニー喜多川”

日本のエンターテインメントの神髄を観た。”キングオブJ-pop”が如何なるものか、この作品を見ればわかる。ただ観て聴くだけではない。誰もがその世界に没入し、鳥肌を全身で受け止め、心を弾ませる体験がここにある。嵐のライブはいつもこんなにも沸き立つものなのか。圧倒的でありながらシンプルさを失わない遊びの核心を、嵐はいつももたらしてくれる。
「これが、嵐だ」と云わしめるあらゆるエッセンスが詰め込まれていた。


この収録が行われた2019年12月23日は、日本の映画撮影のほとんどが止まった日と称される。
125台ものカメラが東京ドームに集まり、ライブの撮影をしたことない映画カメラマンも含め、多くのスタッフを動員した。エンドロールに映された膨大な数のスタッフ数に圧倒された。多数の画角から移された嵐と東京ドームは、とても新鮮に思えた。ドローン、ムービングステージの裏、瞬間スロー再生、いつもより少しだけ違う角度…今までのライブにはない映像が盛りだくさんだった。

また、DOLBYCINEMAの恩恵も多分に授かった。現地にいるものと錯覚してしまうほどの色彩の豊かさとクリアな音・歓声。体験とはまさにこのことだろう。






〜ネタバレを含む回想〜





「夢の時間へようこそ」

櫻井くんの言葉がいつまでも胸に残る。
予期していた楽しみは、始まった瞬間に終わりへのカウントダウンが始まる。だが、嵐のライブはそんなことすらも忘れさせてくれた。2時間40分の長尺も、その通りに時間の流れを体感した人は1人たりともいなかっただろう。









5 and you










エンドロールの最後に映されたこのメッセージに、どれほどの人が救われただろう。また今日も元気に生きていこう。

嵐はいつもすぐそばに。
おだ

おだ