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ステキな金縛りのkazu1961のレビュー・感想・評価

ステキな金縛り(2010年製作の映画)
3.9
▪️Title :「ステキな金縛り」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2011/10/29
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :
35回日本アカデミー賞(2011年)[13]
優秀作品賞、優秀監督賞・優秀脚本賞(三谷幸喜)、優秀主演女優賞(深津絵里)、優秀音楽賞(荻野清子)、優秀撮影賞(山本英夫)、優秀照明賞(小野晃)、優秀美術賞(種田陽平)、優秀録音賞(瀬川徹夫)、優秀編集賞(上野聡一)
▪️Appreciation Record :2020-004 再鑑賞
▪️My Review
本作は2011年の邦画実写興行収入No.1となった大ヒットコメディですね。深津絵里が失敗続きの三流弁護士を演じ、裁判の証人となる落武者幽霊の六兵衛には西田敏行、霊の存在など信じない検事・小佐野に「記憶にございません!」でも主演を務めるほか三谷作品の常連でもある中井貴一を迎えています。
三谷監督の映画はすべて観ていますが、わたしは「ラジオの時間」が一番好きです。今回の「ステキな金縛り」は、法廷ミステリーでありながら、痛快なドタバタ劇でした。これも好きな作品のひとつですね。
ストーリーは、人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に無念の死を迎えた落ち武者幽霊の奇妙な友情。果たして彼らは、真実を導き出すことができるのか…という物語。
一言でいえば「荒唐無稽」です。"心霊ファンタジー"というジャンルとして見てもツッコミどころがたくさんあります。でも、三谷監督お得意のコメディーの要素が随所に散りばめられており、そんなことも吹っ飛んでなかなか面白い作品です。
この「ステキな金縛り」は、もちろん基本的にはコメディです。しかしながら、泣かせる部分もかなり大きい作品です。それは、何よりも死者と生者との交流を描いていることに尽きるでしょうね。
深津、西田、中井のほか阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草なぎ剛ら、篠原涼子、佐藤浩市なども共演しています。豪華なキャストですよね!!

▪️Overview
「ザ・マジックアワー」の三谷幸喜監督が同作以来3年ぶりにメガホンをとり、法廷サスペンスやファンタジーの要素も盛り込んで送り出すオリジナル長編コメディ。三流弁護士のエミが、担当する殺人事件の弁護のため、被告人のアリバイを唯一証明できる落ち武者の幽霊・更科六兵衛を法廷に引っ張り出そうと奮闘する姿を描く。主演は深津絵里、西田敏行。共演に竹内結子、浅野忠信、篠原涼子、佐藤浩市ら豪華キャストが集う。(映画.com参照)
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