山田

呪怨2の山田のネタバレレビュー・内容・結末

呪怨2(2003年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

これです。私が地元のボロい映画館で観に行ったやつ。まさかシリーズ物で2から観に行ってたとは…
冒頭の車でのシーンで一緒にいた友達が全員トイレ離脱し、とりあえず怖いからついて行ったらさすがボロい映画館のトイレだけあって映画を観てるよりも雰囲気がありわたしだけトイレに入る事ができず、ひとりで席に戻りトシオハンドル握りのシーンを観た記憶が鮮明に戻ってきました。大人になった今ようやくあの日のトラウマを克服できた。よかった。

車のシーンと同様に深夜の決まった時間に鳴る音の原因についてもトラウマでした。しばらく夜に起きちゃった時の天井が怖かったし、実は今でも当時見たあのシーンが頭をよぎる事もあった。
改めて見返して伽倻子の凄さというか、撮影技法やらを大人として受け止める事ができました。
あんな脅かし方を考えた人だれ?怖がらせる天才なの?トリック解った時普通に嫌だったんだけど。絶望と共に死ねって事?
(朋香が襲われたのは屋敷に訪れた当日で、でも音が鳴り始めたのはそれより前。企画書が出て屋敷に行く事が決まった時点であの2人の死は免れなかったって事?どういて…?)

呪怨は伽倻子たちがガッツリ出てくるシーンも怖いのだけど、実は映ってるってところが1番怖い。
窓や鏡にぼんやり映っていたら「今いたよね?」っていうリアルでのやり取りが成立する。誰かは見ていて、誰かは見ていない気付いていない事で作り上げられる恐怖心。
だんだんと視界の隅に映った暗闇や物体に意味を見出してしまうようになる。それが鑑賞後に後味として残り続けて非常に怖い。

前作よりも怖さは落ち着いていたけど、さすがとしか言いようないくらい洗練された恐怖で面白かったです。
ところどころ意味はわからなかったけどね。いつか理解できればいいか…

自分の観た順番が悪いんだけどFilmarksでの記録ジャケ写の並びが具合悪くなるレベルで気持ち悪いのでなるべくすぐ映画が観たい。
山田

山田