映画としては、いい。
いいんだ。
とても出来がいい。
展開も飽きないし、それぞれのキャラクターの描き方も、ポジティブで暖かい思想もいい。
いいんだ。。
ただ、オタクにとってはこれは恐怖映画だ。
ゆるキャンは、つらい現実の日々の中にある、癒しであった。
ゆるい空気で、かわいいキャラ達が、モラトリアムの中でキャンプするのをニヤニヤしながら眺めるのが楽しみだった。
現実を忘れられる、仕事を忘れられる時間だったのだ。
なので、満員電車に揺られるリンちゃんも、終電まで仕事するリンちゃんも、いい感じの先輩といい感じになるリンちゃんも、見たくなかった…
とはいえ、これは本当にオタクの感想なので、つまるところは「ゆるキャン」はオタク向けコンテンツではなかったのだ。(ビックリ！)
勝手にオタクが日常系萌えアニメと勘違いして見ていただけで、本当は健全な子供達のためのアニメだったのだ。
萌え豚はそもそもお客じゃないのだ。
ということで、いい映画です。
