かなむパパ

コットンテールのかなむパパのレビュー・感想・評価

コットンテール(2022年製作の映画)
4.0
決して傑作だとは思わないし、ロードムービーというには物足りない。だけど…
映画って、人が見るものを切り取った部分からの想像力の積み重ね。想像は経験から来たもの、ノスタルジー、願望、夢…いろんなものから生まれてくる。
リリーフランキーと同世代の自分にとっては、妻のこと、子供のこと家族の事…若き日のこと、今の自分…同じ目線で感じられる。
外国人監督だからなのか、日本の雑景もどこか深みがあるフォトグラフィックな感じで、想像力を膨らませる。
歳相応に涙もろいのだが、なぜか冒頭から涙がこぼれそうになる…この感情は、自分でも説明できない不思議な感じであった。

どうでもいい話だが、リリーフランキー…もう何十年も疎遠になったけど、子供の頃めちゃ仲良かった従兄弟に見た目も(インスタより)雰囲気も(オモロい奴やった)よく似てる。
だからか…失われたた過去の自分も投影してしまうのかな。