大野

ヴァーチャル・ウォーの大野のレビュー・感想・評価

ヴァーチャル・ウォー(2019年製作の映画)
1.2
想像を絶するハズレ作品。
凄まじいタイトル負け、ジャケット詐欺です。

マトリックスっぽいサムネだったりしたので、
結構期待して観たのに。。
(U-NEXTで400円課金、、笑)

ラトビア共和国の、
(北ヨーロッパ、フィンランドの下あたり)
初のSF作品らしいのですが、

よくこれで、Goサインが出たなと。

ラトビアって、
長編映画を作り始めたのは、
1930年頃みたいなんですけどねー、、。
(アメリカは1927年)

原題は、TUR : VIRTUAL WORLDS
TURは「その場所」って意味らしいです。

観終わって一番に思ったのは、
これ、AI作ったの主人公よね?

なぜAIが亡くなった恋人だと思った?

ユーザーが望むものを出すAIだと、
なぜ理解してない、、?
どうやって作ったん?っていう。。


ヴァーチャル感があったのは、
指輪を渡す序盤のシーンだけ。

後はCGもなく、
VRゴーグル着脱だけで、
「今仮想ですよー、はい現実ですよー」

あれはナシでしょう。。

仮想空間も、
ただの廃墟ばかりで、
ヴァーチャル感のカケラもないし。

そもそも主人公が、
「恋人のPCを借りないと仕事ができない!!」

って職場で堂々とほざく、
どう見ても才も無さげなポンコツなのに、

いきなり、
世界を変えかねないAIを作っちゃうってどんな奇跡、、笑

(しかも亡くなった人の遺留品だからって、
 勝手に使っちゃう辺り。。
 プライバシーもクソもない。)

しかも、
プログラムも仕事として作ってたのに、
勝手に私物化する始末。。
シンプルに給料泥棒、職権濫用。笑

なのになぜ、
上司が悪者っぽく作られてるのか。

ちょっと強引なのはアレだったけど、
対応は別に間違ってないと思う。

(バッチバチにやり合うかと思いきや、
 普通に接し始めた時は、
 いよいよ画面閉じようかと思った。)


後半の戦闘も酷かったですね、、

ウォーってタイトルの癖に、
戦闘のダサさが、業界トップクラス。。

まさか大した脈絡もなく、
下手なコスプレで撃ち合う姿を、
長々と観せられるとは。。

絶句。観てるこっちが恥ずかしい。。
俳優が可哀想。。

BGMもゴミ。。
厨二病感が丸出しすぎて、
観てるこっちが辛くなってきます。。笑

おそらく邦題は、
“上司とのAIの奪い合い“
これでイケる!

って判断したんだろうけど、
少しでも動員するために、
炎上覚悟で騙しにきたとしか思えない。

パッケージやサムネも同上、
詐欺も甚だしい。。

恋愛モノってことをちゃんと出してたら、
絶対感想は今よりまだ上がってた。


当面ラトビア製のものは、
一切ご遠慮させて頂こうと、
思うに至った一作でした。


p.s.
どうやらラトビアは風土的に、
人の物だろうが、
自分の物のように使う感じらしいです。

なのでPCだろうが、データだろうが、
やったもん勝ちっていう。
大野

大野