Dumbo

エンドロールのつづきのDumboのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.8
発て!そして学べ!


すみません、また下書きに放置してしまってました💦
かなり前に観たものです。



“映画”、“おじさんと子ども”、“インド映画”…
私の好きな要素ばかり!

劇場に観に行けなかったので、配信になるのを楽しみにしていました。

ですが…
“インド版ニューシネマパラダイス”とあったので、うーん…どうかな…と思いながら観ました。
というのも、実は私、『ニューシネマパラダイス』があまり好きではないのです…
何がと言われるとよくわからないのですが…
子どもに対する大人たちの態度があまりに酷く感じてしまったこととか…⁇


『ニューシネマパラダイス』といえば
名作中の名作で、皆さん高評価でお好きな方が多い中、
「映画好きとして私は失格⁈」
という気持ちになり、すっかり自信をなくした記憶があります。
レビューも書いておりません…

私は人と感覚が違うのかな…と感じた作品は他にもあり、
ほとんどの方が高評価の
『グレイテスト・ショーマン』も、
『ライフ・イズ・ビューティフル』
も私はダメでした…

あ、すみません余談でした💦



でもインド映画は大好きなので、
もしかしたらこの作品は好きかもしれない…
そんな期待もあったのですが、
この作品も思ってたのとちょっと違いました…

私の感想としては、
少年、映写機、フィルム、映写技師のおじさん…という設定はたしかに『ニューシネマパラダイス』でしたが、
どちらかというと『スタンド・バイ・ミー』の方が近いのでは?
と思いました。

そして少年たちが、いろいろ工夫して映画を上映しようとするのはいいんだけど…

若気の至りっていうか…
若い時(子ども)は何やってもいいみたいな、そういうのあんまり好きじゃなくて。

ところどころ、あれは犯罪ですよね⁇
ってところがあったので…

そんなことも気になり、
あまり共感できずでした。

さらにこの少年は
映画(作品)そのものより、映写技術や映写機に興味があるのでは⁇と思いました。

映写技師のおじさんも
「映画はペテン」なんて言ってて、
映画の素晴らしさは伝えていなくて、映画愛も感じられない💦



お母さんが美人で優しくて料理上手でした✨

主食はナンではなくて
“チャパティ”というクレープのようなものをいつも食べていて、
「ナンじゃないの?」と思い調べたら、

インドでは、
家庭では“チャパティ”で、
レストランなどのお店では“ナン”
を食べるのだそう。

ナンは専用の焼き窯がないと作れないんだって。


それから
バラモンっていったら
インドのカースト制度の一番上の階級ですよね?
なのに、お父さんはチャイ売りで、
とても貧しそう…
こういう現実も初めて知りました。

現代インドでの階級は2つ、
英語がしゃべれる階級と
英語がしゃべれない階級。

だからバラモンに生まれても、
英語が話せないと、良い職業にも就けないようです。
(チャイ売りも立派なお仕事だと思うので、チャイ売りが良い職業ではないという意味ではありません)


未来へ続くような終わり方は良かった。

タイトル通り、
エンドロールが終わっても、
その後も人生は続いていくんですね。
Dumbo

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