少しコミュ障な女子高生と、過去の自らの過ちから人との関わりを避ける青年という、ぎこちない二人のちょっといびつな恋愛模様。背伸びして危ない恋へ盲目的に一直線な感じは青春まっただ中の女子そのものといったところか。ただ、好きなんて積極的に言われたことのないこのおじさんでも、この女子の執着っぷり、自己チューさは少し怖い。ま、そもそも俺みたいなおじさんには執着しないだろうけど。彼女に限らず、青年もそれ以外の登場人物もどこか少しずつズレてるところが作品に独特の雰囲気を与えていた。面白い青春恋愛譚として楽しめた作品。
