茜色に焼かれるのやまざきこうたのネタバレレビュー・内容・結末

ひとのためには怒れるって美しい。

"コロナ"の作品への取り入れ方が抜群にうまかった。心の壁として使い、人との距離を保つ間合いとして使う。
だからこそ、ぶつかりあったり寄り添い合うときの距離が強調されていた。

芝居だけが真実。演じることで人からどのように見られるか。その試み・姿勢こそがその人の真の姿である。

天の父へ嘘をついてまで演じ続ける2人が最後に徐ろに通じ合う。美しいラストシーンでした。