ムック829

茜色に焼かれるのムック829のレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
3.6
理不尽な交通事故で夫を亡くした母子。なぜか賠償金を受け取らず貧困な暮らしを強いられていた。

まず真っ先に池袋暴走事故を連想させる映画。飯塚幸三のように上級はなぜか無罪、しかも謝らない!腹が立ちます。
さらに弱者を見下す嫌な奴らが多すぎて、ずっと苦しくて、スカッとするのはほんの一瞬でしんどくて。しかも最後まであまり共感出来なかった…。

母子の絆の深さがあればそれも乗り越えていけるのかな?とちょっとだけ思わされたけど。
自分の意思で苦しい生活に追い込まれて風俗にまで手を出して、そのせいで息子に苦しい思いをさせて。それはやっぱり違うのかなと。
息子の気持ちは凄くわかりましたけどね。自分の苛めにはなかなか向き合わないのに、母親の事になると本気で立ち向かうのが男らしかった。

ルールを大事にしてる割にはちょいちょいルールを破ったり、登場人物が極端すぎたりと、あんまり共感出来ない映画でしたね。
ムック829

ムック829