『燃ゆる女の肖像』(2019年)のセリーヌ・シアマ監督の最新作です。
祖母が逝去し、8歳のネリー(ジョゼフィーヌ・サンスさん)は、両親と一緒に母の家に向かう。ところが、母親のマリオン(ニナ・ミュリスさん)は、遺品整理中に深い悲しみに襲われ、無言で何処かに失踪してしまう。
残されたネリーは、近くの森の中で、母親と同じ名前のマリオン(ガブリエル・サンスさん)と言う少女と出会うのだった・・・。
兎に角、2人の少女を演じている双子のサンス姉妹が可愛らしく、自然な演技がとても良かったです。
森の中で出逢ったマリオンは、時空を超えて存在した自分の母親だったのか、それともただの偶然だったのか、はたまたネリーの妄想だったのか、とても不思議なんだけど、微笑ましい作品でした。