マイナー映画好きのジェーン

愛がこわれるときのマイナー映画好きのジェーンのレビュー・感想・評価

愛がこわれるとき(1990年製作の映画)
4.9
ジュリア・ロバーツって、どうも役柄に上手く収まらない時も多いんですが、これは良かったです💘

ローラ(ジュリア・ロバーツ)は独占欲の強い暴力的な夫マーティン(パトリック・バーギン)から逃げ、新しい生活を始めるのに、夫に居場所を突き止められてしまい…というストーリー。

序盤から不穏な上に、窓から男を見たというだけでいきなりローラを殴る夫。観ていて、本当にハラハラしました💧しかも暴力を振るった後で、急に優しくなってセックスを望むから、これがまた恐ろしい…

逃げた先でローラを気遣い、徐々に恋仲になっていくベン(ケビン・アンダーソン)は対照的にとても健全に描かれていて、ホッとします。

怯えたローラがベンの優しさに触れて、徐々に明るくなっていく過程もよく描かれていて、ジュリア・ロバーツの演技力が素晴らしい1本でした✨
『ノッティングヒルの恋人』や『マイケル・コリンズ』では大根役者としか見えなかったから、本作の彼女の演技にはいい意味で驚きました。

それにしてもローラが家に帰って、あの棚の整然とした様子を見る(夫は極度な潔癖症)シーンは見ているこちらまで背筋が凍りました…🙀

下手なホラーより怖い映画です。でも、結末はスッキリするので、後味が悪くないのは保証できます💘