今さら感がありますが、すっごくおもしろかった！濱口監督作品は寝ても覚めてもとドライブマイカーを観ていてどちらも受け入れがたい作品だったのでどうかな〜と構えていたけど、文句なしに面白い。っていうか思いっきりエリック・ロメールじゃん！ロメール翁のロマンティック落語じゃん！と思って観ていたが、やっぱりロメールは強く意識された作品だったようで。
3作のオムニバスなのも飽きずにだれずに観られてよかった。いや〜こういうことあるよな〜がちょうどよく積み重なった作品だと思った。
3作とも全部良かったんだけど、3本めの「もう一度」はうっっかり落涙しそうになってしまい、ぎゅっと腕を掴んで押し込めた。「偶然」だし、「想像」だし、とわかっていても誰かに掬い上げて欲しかった子どもの頃の寂しさみたいなものを抱きしめてもらったようなあたたかさが込み上げてきた。心が共鳴しあうってこういう感情。
ようかん凍らせてみようとおもう。
