あきっこ

モンタナの目撃者のあきっこのネタバレレビュー・内容・結末

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

あんなにオーラのあるアンジーが主役なのに、話が進むにつれてハンナとコナーのパートの存在感が薄まっていったというか、イーサンとアリソン夫妻のパートの方が緊張感強くて印象に残った。結局汚職事件の詳細が明かされないままだったのも一因かもしれない。
殺し屋コンビはお宅訪問してガス爆発させてた頃がピークだったな。

ハンナの強い女性としての描き方が良かった。女性消防士ゆえ見下されるとかもなく他の隊員達とプロとして信頼関係を結んでいたし。対コナーでは、母性より父性が強調されていた印象。焚き火を囲んで2人で語り合うとか、自然の脅威から生き残る術を教えるとか、父と息子の間で行われるイメージが強いやり取りを全部ハンナがやらざるを得なかったというのが1番大きいかも。
アリソンは強すぎてだいぶファンタジックだったけど、自然の中で自分の身を自分で守るにはあれくらいのサバイバル術が必要なんだろうか。

エンドロールが終わったのに約15分も残ってるから、なんだ?と思ってたら、なんかメイキングが始まった。本当に森を作って燃やしたという裏側は、邦画ではなかなか見られないスケール感で楽しかった。けど、メイキングを見ることによって、「確かに映像はすごいけど……」という何とも言えない気持ちが強まった。
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