ねぎおSTOPWAR

ムニュランガボのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

ムニュランガボ(2007年製作の映画)
3.8
「ミナリ」のアイザック・チョン監督の初監督作品。wowowで拝見。

ンガボが主人公の名前。
ルワンダが舞台です。
アフリカって「ン」と近い詰まるような音を使うので、名前の始めに「ン」が来ることもあるわけで。

ルワンダと言えば大虐殺事件。
ツチ族とフツ族の争いからの、フツが行った大虐殺。
当時フランスのミッテランが後押ししてしまったこともあるようです。しかしそもそもドイツの後、宗主国となったベルギーがツチ族を重宝したことで、ツチがフツを虐げたことがありました。この怨念が大虐殺を起こしたわけです。
当然ながらこれが映画の背景。
そして今、それはどうなっているのか・・。
「ホテル ルワンダ」でも、主人公はフツで妻がツチでしたが、みんながみんな"そう"なわけではないですよね。今作でもそういうシチュエーションは出てきました。
しかしやはり根深いものになっているんだなあ。
当時植民地政策を取った国々は大問題ですが、人間っていつまでこんな馬鹿げたことを繰り返すんでしょうか。
ねえロシア・・。