ちろる

ピノキオのちろるのレビュー・感想・評価

ピノキオ(2022年製作の映画)
3.7
こちらはロバート・ゼメキス監督が、ディズニーアニメ『ピノキオ』を実写映画化したファンタジー。
内容は実写版用にアレンジを加えていますが、雰囲気は想像していた通り、あのディズニーアニメのピノキオをそのまま映像化したようなシンプルなストーリー。
ちなみに実写版といいながらも、ピノキオを始め、動物たちはCGで、実写は人間だけだったので、完全実写というより半分CG映画みたいな感覚で楽しめました。

アニメーションが実写になったことで、ピノキオの仕草やの可愛さが益々際立っていたのですが、逆に残念なのはピノキオアニメでもお馴染みの素敵な挿入歌があまり起用されなかったこと。
多様性を考えてなのでしょうが、妖精を有色人種にしたこと、そしてラストにピノキオを、飲み込むのがクジラではなく、得体の知れない海のモンスターだったこともなんかストーリーの雰囲気をガラッと変えてしまっていたような気がします。
トムハンクス演じるゼペットじいさんがとても良かっただけに残念。

ちなみに私のおすすめはイタリア版の『ほんとうのピノキオ』
木彫りのピノキオも、動物たちもちゃんと特殊メイクをほどこした少年が演じ、それが多少生々しいのですが、ストーリーも原作に忠実に描かれています。
比べるべきではいのかもしれませんが、【実写版】で観たいしとにはこのイタリア版はかなりおすすめです。
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