スパイク・リーが撮ってるとはいえ、作品としてはミュージカルを録画して編集したものなので、映画ではなく、ゲキシネやNTLみたいな感じ。
さて内容について。
アメリカ情勢に疎いので歌詞の内容はあまりわからなかったけれども、もう素晴らしいエンタメショーだった。
歌も楽器もできるパフォーマーたちの質の高さ。ほぼ素舞台でこれだけ魅せれるって、本場ブロードウェイの圧倒的な地力を感じた。
そして、こういった軽妙なコメディ混じりのエンタメに社会的なメッセージを込めるのは大好物。
日本でこの領域までいったのは故・伊丹十三くらいかも。
ウーマン村本がやりたいことも本質的にはこういうことなんだろうなぁ。
日本で、日本人でこの流派が出てくるには何が必要なんだろうかと一緒にみた友人と話した。
結論は出てないけど、まずは日本の劇場にもっと人が集まらないと&政治や社会問題に対する議論力を付けないと無理な気がした。
もちろんその方向が日本のエンタメにとって本当にプラスになるかどうかはまた別の話として。