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しあわせのパンのNのネタバレレビュー・内容・結末

しあわせのパン(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

カンパニオ…仲間。カンパーニュの語源でパンを分け合う人の事。


パンテロが過ぎる。
夜中の小腹が空いた時に見たのは失敗だった。
水縞君の作るパンがどれも美味しそうなこと。

北海道の美しい四季とカフェマーニの世界観、美味しそうなパンとコーヒーを映像越しからでも楽しめた。
こんな素敵な景色でこんなに優しい店主さん夫婦がやってるお店があったら行ってみたい。
お店に置かれている小物ひとつひとつがおしゃれでかわいくて力が入っていた。

短編小説のように、様々な過去や今悩んでいるお客さん達がマーニーで癒されていく姿は見ていてほっこりする。
ただ逆に言うと短編な分、ひとつひとつの話の解決が軽く感じてしまう所はあった。
個人的に好きだったのは夏の若者二人の青春。
密やかながらも四人で誕生日を祝うシーンは好き。

最後が二人に子供が生まれてハッピーエンドって終わり方なのは、子供ができる=幸せでしょ?って感じが伝わってきて個人的には少しだけ微妙。
ただ、ハラハラするような映画ではないので全然その終わり方で良いんだけどね。

雪の中佇む原田知世の横顔がめちゃくちゃ美しい。
大泉洋好きとしては、大泉洋が普通の好青年な夫役をやってるだけでもう面白いけど、水縞君の愛妻家で穏やかな感じはとても良かった。

見てるといい意味で眠くなる、仕事に疲れた時などの息抜きにホッとできる映画。

2024 114
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