1985年のスピルバーグ監督作品を
観てから鑑賞。
ミュージカルになる違和感は全くなかった。
むしろ、全体に漂う重苦しさが取り払われて、
残酷なシーンと女性たちの辛い状況ながらも
力強く生きている明るいシーンの差が鮮明になって、逆に心を揺さぶられた。
最も印象に残ったのは
ダニエル・ブルックス演じるソフィア。
今作では、殴られた後が変わっている。
こういうところが、現代の考え方に寄り添って少し変えているんだろうなと感じた。
怒り、憎しみ、悲しみ
抱えきれない感情の先にある
赦しがテーマにあると思う。
シャグと父親の関係しかり、
ラストのミスターを食事に招くシーンも。
歌にダンスに素晴らしかったが
人間ドラマに強く心動かされた。
またゆっくり鑑賞したい。