マレーシアからの
初の海外旅行先の候補地のひとつ、
ベトナムのホーチミン。
戦争証跡博物館に行きたくてですね。
どんなところなのか
先にちょっと観ておこうかと選んだんですが
逆のほうが良かったかも。
ベトナム戦争の背景を少し学んで
ベトナム内の空気感を知った後に観るときっと
"わかった気" に近づけるかなあ。
6歳のときにベトナムから
イギリスに難民申請をしたキットは
両親の死後、
ベトナムで生まれ育った親の散骨地を求め
30年ぶりにベトナムに帰ってきます。
親たちが捨てたもの
捨てざるをえなかった事情、
自分と
両親にとっての "故郷" とは。
キットがゲイであるという描写も
血縁としての子供を残すことがもうないから
彼に最終決定が委ねられている、
という意味かもしれないなあ。
あまり語る部分がなくて
全体的に静かで抽象的なため
海外に住んだりすることに興味がないと
…ん？ってなりそうな映画でした。
でも
異国にどれだけ長く住んでも
たとえ国籍を変えても
母国でない国の人に "なる" ことができない
アジア人の現実を
改めて見たような気がします。
