智丸

復讐の記憶の智丸のネタバレレビュー・内容・結末

復讐の記憶(2022年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画が大好きで、韓国も好きですがこの映画はちょっと…。
日本の植民地政策を肯定するつもりは無いし、当時の韓国で虐げられた人がいるのは理解出来るのですが、この現代の世の中で親日派はそんなにダメなんでしょうか?
殺された教授が劇中で講演している内容や将軍が取材で話している内容は普通に日韓の協調を促してる内容で共感出来る所は多々あった中で、そんな親日派は殺しても良いのだと…。
もちろん、主人公のフレディの環境は復讐するという行為に走るというのは理解出来なくも無いのですが、戦時中でひょっとしたら本意では無く家族や自分を守る為に日本に協力したかもしれないと思うとわざわざ何十年も経って殺す必要があったのかな?
1番の元凶は戦争なのになと個人的には思いました。

また、将軍を孫娘の前で過去の罪を告白させたばかりか、孫娘の目の前で射殺するって…こんな事してる人を優しい人とは思えないのですが。孫娘のトラウマとかは考え無いのかな?
日本に酷いことされたからって、親日派の将軍の孫娘にも同様に酷いことしても良いのでしょうか?
これって暴力の連鎖を肯定してるだけでは?
もし、その孫娘が復讐に燃えてフレディの愛する娘家族を殺す形になったらどうするのか?

まあ、全てエンタメだからと言ってしまえばそれまでなんですが。
個人的には反日を助長して親日派は殺されても良い、親日派には暴力の連鎖を産み出す様な復讐もありだと声高に主張しているプロパガンダ映画に見えてしまいました。よく日本で放映したなとちょっとびっくりしました。

韓国好きだし、韓国映画も好きな日本人は沢山いるのだから、こんな極端な偏向した映画は嫌だなと個人的に思ってしまいました。

レビューを見たら色々な見方をする方もいるので、あくまでも私見を書かせて頂きました。
もし、恐ろしく勘違いして素っ頓狂な事を書いてたらすいません。あくまでも私見なので許してください。
智丸

智丸