kazu1961

キャラクターのkazu1961のレビュー・感想・評価

キャラクター(2021年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-695
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 永井聡監督のもと、優れた映像、脚本と演出、さらに旬の俳優たちの熱演、とても良くできたサイコ・サスペンスです!!残忍な猟奇殺人犯と漫画家、そして警察の駆け引きと攻防に引き摺り込まれました。

🖋それにしても映像、殺人後のシーンなどはかなりグロいです。。。わかりやすいストーリー展開と思いきや、実は深いストーリー展開で、しっかりとした伏線回収など綿密に練られたその脚本は、見応えがあります。特に人気俳優が起用されていると、最後まで生き残るだろうと思ってたその展開が。。。

🖋さらにクライマックスからラストの意味合いが深いです。最後の『34』の1コマが反転してるシーンと両角の法廷での言葉“自分は誰だ??”の意味。結局はキャラクターが辺見→両角→山城と反転していったんではないでしょうか。。。

🖋今や旬の俳優陣の熱演、菅田将暉、高畑充希、小栗旬とそのキャラクターと見事にオーバーラップする演技はさすがです。そして何より本作のこの不気味さを創り出しているのは、殺人鬼・両角を演じる俳優デビューのSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukase!!とにかくその不気味さを体現した演技は唯一無二の存在感を醸し出しています。

🖋邦画のサイコ・サスペンスにしてはかなり深イイ、出来の良い作品です!!

😨Story:(参考:yahoo movies )
漫画家のアシスタントをしている山城圭吾(菅田将暉)は、画力は高いが、お人好しな性格のためか悪役をリアルに描けない。ある日、圭吾はスケッチに訪れた一軒家で、殺害された家族と犯人(Fukase)の顔を見てしまう。圭吾は犯人をモデルにキャラクターを創り上げ、ついに売れっ子漫画家になるが、漫画をなぞるような事件が次々と発生。そして、犯人の男が圭吾の前に現れる。

🔸Database🔸
・邦題 :『キャラクター』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2021/06/11
・上映時間 : 125分
・受賞 : ※※※
・監督 : 永井聡
・脚本 : 長崎尚志、川原杏奈、永井聡
・原作 : ※※※
・撮影 : 近藤哲也
・音楽 : 小島裕規“Yaffle”
・出演 : 菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、高畑充希、中村獅童、小栗旬

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
菅田将暉と本作が俳優デビューとなる「SEKAI NO OWARI」のボーカルFukaseの共演によるダークエンタテインメント。「20世紀少年」など数多くの浦沢直樹作品にストーリー共同制作者として携わってきた長崎尚志によるオリジナル脚本を、「世界から猫が消えたなら」「帝一の國」の永井聡監督のメガホンにより映画化。漫画家として売れることを夢見て、アシスタント生活を送る山城圭吾。ある日、一家殺人事件とその犯人を目撃してしまった山城は、警察の取り調べに「犯人の顔は見ていない」と嘘をつき、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画「34」を描き始める。お人好しな性格の山城に欠けていた本物の悪を描いた漫画は大ヒットし、山城は一躍売れっ子漫画家の道を歩んでいく。そんな中、「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生する。主人公・山城役を菅田、殺人鬼・両角役をFukaseがそれぞれ演じる。
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