普段は意識しない大切なことに気づかせてくれる作品。これは見てすごくよかった。"死は一瞬のうちに訪れ愛する者を奪い去る。人の一生はかくも短いと心に刻みたまえ"
元女優の奥さんを亡くした父親と精神が不安定でマルメロのジャムを求める妻をもつ息子の母の死に対する温度差と、壊れかけの絆を狂気的に描く。霊能力とかパワースポットとか超自然的な力でなんとかしてもなき妻に通信しようと森にはいり行方不明になる父🥲マルメロのジャムがバラバラの父息子の傷を癒す悲しくも優しい話。
"女王様のお尻はパン生地。彼はうっとり笑う。手を握った？もう日本についたかも"
という奥さんの読む詩が独特で好きだった。それに対する夫の反応"いいね、感動した"は適当すぎてやばい。でも"次の創作を待ってる"って言ってくれるのは優しい。
