もりりた

マスカレード・ナイトのもりりたのレビュー・感想・評価

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)
3.5
警察に届いた告発状には都内で発生した不審死について記載があり、犯人は大晦日にホテル・コルテシア東京の年越し仮装パーティーに現れるという。警察はホテルと協力し秘密裏の潜入捜査を決断。かつての事件と同様フロント係にアサインされた刑事の新田はホテルマン山岸と再会し調査を進める。

本作も多数の俳優が出てきて豪華な雰囲気を楽しめる。特に博多華丸、勝村政信は陰ある雰囲気がハマってて良かった!沢村一樹は意図があるといえ仕事増やしすぎ笑 前作より呼吸が合いスムーズな連携を見せる主役2人は良いコンビだと再認識しました。一方で何百人の仮面舞踏会で犯人探し的な売り文句の割に事件絡みのキャストは少なかった気が…

終盤まで捜査が進まない割に子供の証言から芋づる式に謎が解明したり、犯人と関係者の繋がりが曖昧など気になる点は多くサスペンス的な面白さは微妙。でもお約束の山岸のプロ意識を犯人に突かれる→新田の勘の鋭さで素早く察知→犯行回避という流れは分かっていても緊張感あり引きつけられました。予定調和でもクオリティ高いと見応えがある!

死因の理由やホテル演出に涙するシーンの回収も気持ち良い。続きがあるならお決まりのパターンはそのまま、深く考えないお祭り映画を貫いて欲しいです!
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