シネマスナイパーF

アース・フォール JIU JITSUのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

アース・フォール JIU JITSU(2020年製作の映画)
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ひどいはひどい
すげー細かいとこだけど、序盤、米軍諜報部員の女性が主人公連れて外を歩いている時、常に腰のベルト掴みながらおかしな歩き方をしていて、ただ慣れないものを着せられてただ歩かされてるだけなんだなと思ってしまった
こちらにそう思わせてしまうのはダメだ
最強の戦士集団も、大事な役以外の人物はまともに動けておらず、特に巨漢のアイツはアクション指導ちゃんとしたのかと素人目でも疑うレベル
ひどすぎ


オープニングの逃走は、CGの安っぽさと見づらいカメラワークにより、無料公開されている自主制作映画クオリティ
もうここで覚悟は決めました
格闘も打撃に重さが微塵も感じられず…残念
様々なマーシャルアーツを見ることができる贅沢なアクション映画のはずなのですが、とんでもなくショボい映画に仕上がっている
割と大物も出てるのにな…

場面の切り替えに漫画絵を挟むことで、ギリギリ納得させられるクオリティにバランスが取れている
カメラワーク見づらすぎですが、打撃の瞬間をほぼ必ずスローにすることで大事なところはちゃんと見せ、漫画の決め絵に見えなくもないようになっている
要素を並べただけのひどいシナリオですが、場面切り替えの方法を確立しているので、ブツ切りを無理やりつなげた状態もそこまで不自然でなく見える
本当にギリギリのバランス
主人公が記憶喪失なのも、アイデア以上のものがないひどいシナリオでも仕方ないと思わせる

敵のスタンスが謎
柔術に拘ってないし、地球人以上に姑息
自分は困ったら手裏剣発射しまくるくせに地球人には正々堂々とした闘いを求めるクソみたいな敵
その姿勢がシンプルにダサすぎる
魅力がないね


トニー・ジャーは文句無しにかっこいいです
フランク・グリロの散り方には笑わせてもらいました
ニコラス・ケイジはちゃんと重要な役でしたが、正体とその明かされ方、タイミングには失笑でした
マジで何もかもが安っぽい映画
主人公の恋人らしき女性とのラブシーンとかクソどーでもいいし唐突だしとにかく見てらんなかった
ジョン・ウィック意識した異国語字幕、このクオリティの映画でやるのはダサすぎるからやめろよ


興味のある方、今行く必要はないです
DVDを待ちましょう
ワープホールの向こう側から宇宙人が走ってくる様子はそれだけで笑えるんですが、合成のクオリティも低すぎてまた笑える