シネマスナイパーF

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

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これは映画館で、3Dでハイフレームレートで観賞することを是非おすすめしたい
なぜならそれ以外で観たら価値が1/100000000ぐらいになるからです
そのぐらい映像は素晴らしく、裏を返せばお話はお粗末がすぎる
この程度の話なら半分の時間でやれよ
3時間以上かけて映像美を見せつけてきますが、半分はどうでもいいエピソードで気が遠くなる

百聞は一見にしかずなので、現状世界最高峰の映像は是非劇場で観ていただきたい
特にやはり水辺まわりは圧巻
しかし、細かく肉付けされた設定があるのですが3時間かけたにも関わらずそれらが活きている気がしない
劇場でパンフレット代わりに販売されているヴィジュアルディクショナリーを読んでからが本番の作品かな
映像が凄いことは勿論映画の評価として重要ですが、自分はそれだけが売りの映画としか思えなかった

原住民に馴染む過程とか主人公の立場のブレとかが割りと物語の核だった前作の方がまだ感情移入しやすかった
今回は徹頭徹尾感情移入しにくく、ノリきれませんでした
立場上家族が狙われ仲間たちが狙われるもんだから別の部族のところで匿ってもらうけど結局迷惑をかけたり、前作の悪役が姿を変えてもう一回やってきてほぼ同じ目的で攻めてきたり、正直面白いわけないだろ
息子娘周りのエピソードもなんぼなんでもしょうもない話が多すぎるし、綺麗な映像を見せたいがためにダラダラと長くしているようにしか思えない
せっかく主人公が男見せて決着をつけにかかったのになんだラストの有様は
続編作る気満々な性根とまた同じ奴が敵として出てくることが丸見えでうんざりだ
ナヴィ達の話す言語が作り手の都合なのかヌルっと英語だけに切り替わっているとことか本当に苦笑いするしかないね


映画館で上映されているうちが一番真価を発揮しているので早急に行くべきなのは間違いないです
旬を逃すと味がとんでもなく薄くなると思うので
そこにいるかのような没入感は確かにありましたが、一足先に公開されたアニメ映画のSLAM DUNKの方が革新的且つこれまでにない没入感を生み出していたように感じてしまいました