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ソングバードのyutaのレビュー・感想・評価

ソングバード(2020年製作の映画)
4.0
『アルマゲドン』(1998年)や、『トランスフォーマー』(2007年)シリーズで知られるマイケル・ベイさん制作のSFサスペンス作品。
監督は、アダム・メイソン監督。

本作の舞台は、2024年のロサンゼルスで、COVID-23ウィルス(COVID-19が変異したもの)が蔓延しロックダウン状態。
市民の多くは自宅に隔離され、感染者はQゾーンという施設に送られてしまう。そして、ウイルスに免疫がある一部の市民にはパスが支給され、行動の自由が認められていた。

免疫がありパスを保有するニコ・プライス(K・J・アパさん)は、宅配の配達員として働いていた。荷物を配達した先の住人サラ・ガルシア(ソフィア・カーソンさん)と、ドア越しにしか会えないが、お互い好意を持っていた。

ある日、サラと同居している祖母のリタがウィルスに感染してしまい、Qゾーンに収容されてしまいそうになる。彼女たちを救おうとニコは、闇で取引されているという偽造パスを入手しようとするが…。


本作は、実際にコロナ禍の2020年春に企画されて、その夏にロサンゼルスで撮影を敢行しています。ロックダウン中のロサンゼルスで撮影されているので、リアル感がすごいです。本当にウィルスの蔓延具合では、こんな世界観になりうるんじゃないかって感覚でした。

ニコが荷物を配達している先の裕福な家のご婦人パイパー・グリフィンをデミ・ムーアさんが演じていおり、とても存在感ありました。

ニコとサラの話、グリフィン家の話、そして歌手のメイ(アレクサンドラ・ダダリオさん)の話の3つが、次第に見事に融合していって、ラストに向けてうまくまとまっていてとても面白かったです。
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